インタビュー・成功事例

旅行業経営者インタビューや業績を伸ばしている旅行会社の成功事例をご紹介

“楽しみながら成長したい”オトナのための新しいスタイルの自分磨きサービス、仕事旅行。

株式会社仕事旅行社
代表 田中 翼 様

「職場訪問が楽しくて、個人的に職場訪問を繰り返していた」という、代表田中氏自らの経験によって誕生した「仕事旅行」は、普段と異なる職場を訪問することで、仕事観の拡大や仕事力アップを目的としたサービス。従来までの楽しさに重点を置いた体験型旅行とは一線を画し、より学びにフォーカスしているのが特徴。仕事を提供する側にとっても“自社の情報発信の場“としての価値があり、仕事の体験者、仕事体験の提供者の両者にとっての価値を生み出している。そんな仕事旅行の全貌を田中氏に伺った。(対談日:2015年10月6日)

仕事旅行ってどんな会社ですか?

仕事旅行は観光地ではなく、職場を訪問することを”旅行”とうたってサービスを提供しています。

 

旅行とネーミングしているように、参加されるお客様がお金を払って

職場を訪問するスタイルをとっています。

 

2011年11月に創業しましたので今で4年くらいですが、

現状は4人とパートさん2人という形で、合計6人で事業を展開しています。

仕事旅行に参加されるお客様とは?

主に個人のお客様が中心になります。

 

職場を訪問するという特性上、単純に楽しさだけを求めるお客様だけではなく、

「自己啓発」要素を求めて参加されるお客様が比較的多いです。

 

メインの顧客層は20代後半から30代で、女性が6割以上と多くなっています。

もしかすると一般的な旅行をするお客様とは、客層が違うかもしれません。

 

また、「自己啓発」要素が多分にあるため、

最近は、法人のお客様からも研修としての利用の問合せをいただくようになりました。

 

現状法人様からの申し込みは全体の1~2割程度といった感じです。

 

▼人気ツアーの一例

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仕事旅行が誕生したきっかけは?

僕自身、サラリーマンをやっていた時代があります。

 

仕事を始めて数年経過し、少し自分を振り返る余裕が出てくると

果たしてこれが本当に自分のやりたかった仕事なのか?といった疑問が芽生え始めたんです。

 

「自分は何がやりたいんだろう?」という疑問を解決するべく、

いろんな会社をプライベートで訪問することを繰り返していました。

 

中でも印象的だったのがとあるベンチャーへの訪問でした。

 

当時いわゆる会社員として働いていたぼくは、毎日スーツで、朝から晩まで

パソコンに黙って向き合うというのが当たり前の職場にいました。

 

一方その会社では、短パンとTシャツで働くのが当たり前。

好きな時間に来て、好きな時間に帰っても良い。

社内に何故かポップコーンマシーンが置いてある。

 

自分の知っていた仕事が当たり前ではないということを知った瞬間でした。

 

例えるなら、初めて海外を訪れたときに感じた「世界は広い」に似た感覚を覚えたのです。

 

実体験をもって “ 見知らぬ世界 ” ならぬ “ 見知らぬ職場 ” に訪問することが

とても面白く、価値がある“と気が付いたんです。

 

 

同時に、この体験を他の人にも伝えたい。そんな思いが形になって商品化されたのがこの仕事旅行なんです。

 

 

 

仕事旅行はどんなお客様にとって価値のあるサービスですか?

仕事旅行に参加されるお客様は、何かの職業に就いている方が半分以上です。

 

参加のモチベーションは、

 

「面白そう」と思ってお申込みいただく方が3割

真剣に他の仕事について考えている方が2割

残りの半分は自分の仕事力やスキルの向上を目的として参加される方です。

 

僕らとしては、その内のどのお客様層を狙っている、ということはあまりありません。

 

 

旅行というのは本来、「これをやるぞ!」といった目的を決めていくものもあれば

「どこかに行きたい気分だなあ」といった気晴らしで、具体的な目的を持たずに行くものもあります。

 

旅行と同じように、仕事旅行も、

 

「自分の視野が広がりました!」で終わってもいいし

「あー楽しかった!」で終わってもいい。

 

 

仕事旅行に出かけたことで、何かしら人生に対してプラスの影響があれば本望です。

 

ネーミングの通り、本当に職場を “ 旅行 ” する感じなんです。

 

 

 

仕事旅行を提供する価値としては?

仕事旅行に参加していただいた結果、

 

「視野が広がりました!」という声や

「明日会社に行くのが楽しみになりました!」という声をよくいただきます。

 

総じて「仕事に対する意識が高まる」ことが仕事旅行ならではの価値だと思っています。

 

法人様が社員研修の一環として弊社を選んでくださっているのも、この価値のおかげです。

 

 

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一つ一つの“仕事旅行”をつくる際に、大事にしている点は?

気付きや発見につながるような何かを持っている職場かどうかを慎重に見極めています。

 

それに加え「自分の仕事の魅力を発信したい!」と強く思っているかどうかですね。

また、人を楽しませたり、喜ばせたりすることが好きかということも大切にしています。

 

仕事旅行では受け入れ先さんが “ ガイド ” のような立ち位置になりますので、そこは大事にしています。

 

 

また、観点は異なりますが、弊社は関東に本拠地を構え少人数で運営しているため、

遠方の受入れ先さんとの旅を企画する場合でも大丈夫なように、

 

受入先さんが自分たちで掲載内容をいつでも登録、編集できるようになっています。

 

結果として質がバラバラになりがちなので、我々がしっかりチェックしサポートすることで

クオリティーコントロールには気を遣っています。

 

 

現状どのくらいのお客様のご利用がありますか?

今は月に300件くらいの申し込みがあります。

そのほとんどがWEBサイトからの申し込みです。

 

それと月に何件か、法人のお客様からの案件があります。

 

商品数でいうと、約135の旅をWEBサイト上で販売しています。

そのほとんどは自分たちで足を運び、打合せを重ねながら企画を作ってきました。

 

 

今では掲載する商品が増えてきましたので、

すべての受け入れ先さんを直接訪問することはできていませんが

 

スカイプなどを活用して、必ず面談させていただいています。

毎月一定の掲載依頼を頂きますので、面談と企画を行いながら旅を作り上げていきます。

 

 

今後の仕事旅行の行先は?

ターゲットは広げたいですね。

 

現状のメインターゲットは社会人の方で自分磨きをしたいという方ですが、

今後は学生さんの自分探しやシニア層のセカンドキャリアの構築サポートなど、

 

その他の層にもご利用いただく機会を増やしていきたいと思っています。

 

 

現在はターゲットに合わせて『自分磨き』という軸を中心に商品構築、販促を行っていますが

仕事旅行として伝えたいことは、「自分磨き」よりももっと深いところにあるんです。

 

留学に例えていうのであれば、英語を学ぶというのが留学の主な目的やキッカケとなって、

行動に結びつくことが多いですが、一方で、いざ帰国すると、

 

英語力よりも価値観の広がりや人との繋がりができたことに価値を感じる人が多いと思うんです。

 

 

それと一緒で、「自分磨き」というわかりやすい価値をキッカケとして参加を促しつつも、

異なる職場へ訪問することで価値観の転換や人との繋がりなどを得ることが、

 

仕事旅行の提供する本質的な価値なのです。

 

 

そのため、「自分磨き」以外にも、「楽しさ」、「未知との遭遇」、「転職に繋がる」など、

多種多様な切り口の体験を増やしターゲットを拡大しつつも、

 

仕事旅行の本質をより多くの人に伝えて行けたらと思っています。

 

 

 

おわりに。

船井総研の武本一樹です。

 

仕事旅行の田中さんとは、昨年にご縁をいただき今日に至っています。

 

この仕事旅行という企画を最初に知った時、衝撃を受けたことを覚えています。

当時は、すべての商品の語尾が、“~なる旅“とネーミングされていました。

 

『旅行の領域は「観光(観る)」や「体験(する)」を超えて、「実現(なる)」に至ったのか。』

 

そういった新たな旅のカタチに可能性を感じました。

 

▶仕事旅行の公式ページはこちら

 

また、田中さんは「地域の魅力」を発信したいという想いを、根本に強くお持ちです。

もちろん、仕事旅行の中にもその想いが反映された商品がいくつもあります。

 

 

▼『石巻に再び賑わいを。』というコンセプトで企画された、石巻しごと体験特集

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こういった企画が、単純に観光客を呼び込み、

外貨によって地域を潤すという次元を越え、

 

その地域への帰属意識を芽生えさせています。

 

いま仕事旅行は 自治体さんなどと共に

“ 移住の促進 ” にアプローチしようとしています。

 

旅の価値を広げていく『仕事旅行』の今後を、私も非常に楽しみにさせていただいています。